計画
熊野三山。
熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社。
せっかくなら玉置神社(熊野三山の奥院)へも行きたい…そんな思いから計画した旅。一生に一度かもしれないし、後悔のないよう時間をきっちりきめて行動しようと予定を詰め込みました。
玉置神社は奈良県の山奥にあり、遠方からのアクセス困難！？
公式では大阪方面から車で3時間、名古屋方面から車で5時間、和歌山方面から車で2時間とのこと。
南紀白浜空港からJALの特典航空券で行くことにしました。
空港からはレンタカー。
ホテルはGOTOトラベルで安く泊まれるチャンスなのでちょっと高級なホテルを予約。
| 1日目 | |
| 7:30 羽田空港発 8:45 南紀白浜空港着 | |
| 9:00 レンタカー手続 | |
| (車で2時間) | |
| 11:30 玉置神社 | |
| ( 車で 1時間) | |
| 13:30 那智本宮大社 | |
| 徒歩で 大斎原 | ←断念 |
| ( 車で 1時間) | |
| ホテル到着 碧き島の宿 熊野別邸 中の島 | |
| 2日目 | |
| 10:15 ホテル発 | |
| ( 車で 30分) | |
| 11:00 熊野速玉大社 | |
| ( 車で 10分) | |
| 11:40 神倉神社 | ←断念 |
| ( 車で 1時間) | |
| 13:30 熊野那智大社 | |
| 14:00 飛瀧神社(那智の滝) | |
| ( 車で 2時間) | |
| 17:30 レンタカー返却 | |
| 18:30 南紀白浜空港発 19:40 羽田空港着 |
玉置神社
快晴の羽田空港では「南紀白浜空港行きは雷の影響で着陸ができない場合、関西国際空港に着陸するか、羽田空港に引き返します。」というアナウンスが流れて、まさか旅行中止⁉とざわつくものの、無事に南紀白浜空港に到着！外は土砂降りの雨…！
結論から言います。
今回の旅で傘をさすことはありませんでした！
車に乗ると雨が降る、降りるとやむ。なんとも不思議な現象・・・。
レンタカーの送迎車は空港の屋根がある所まで迎えにきてくれました。レンタカーを借りて出発してすぐのスーパーに立ち寄るときに雨はやみました。そこでトイレをお借りしました。(この後トイレに寄れる場所がないので行っておいてよかった)
そして車で玉置神社を目指します。また雨が降り出しました。
そこから二時間近くかかるのですが、とにかく一本道‼途中で曲がる所がないので、前に遅い車がいるとうーん(｡-_-｡)となりますw
お店もないので多めにおやつを用意しておいて良かった。スーパーでおにぎり等を買い足しておいても良かったかも。それくらい、途中にお店がないのです。
次第に道が狭くなり…これが噂の『対向車とすれ違えない山道』なのか…実際には、時々道幅が広くなり待避できたりもするけど、タイミングが悪ければと思うと本当にドキドキします。
行きは、一台だけすれ違いました。
車窓から景色が神秘的…
11:30。やっと駐車場に到着！トイレもある！唯一の飲食店である小さなうどん屋さんは閉まっていました。
ここから御本殿まで20分ほど歩きます。
雨はやんでいます。見上げると青空が。
山之神
ブログやインスタでよく見た風景そして…到着
#玉置神社
でよく出てくる画像が目の前に…。ふぁぁぁ～感動…。
狛犬さん初めまして。
手水舎の龍さん
本社
御祭神国常立尊（くにとこたちのみこと）
伊弉諾尊（いざなぎのみこと）
伊弉冊尊（いざなみのみこと）
天照大御神（あまてらすおおみかみ）
神日本磐余彦尊（かむやまといわれひこのみこと）
おみくじを引くと、私は『吉』。夫は『大吉』。良かった～。 ありがとうございます。
ただ今、令和の大改修の最中です。奉賛金のご寄付は社務所で、またはネットでカード払いで簡単にできます。
摂社・三柱社倉稲魂神（うがのみたまのかみ）
天御柱神（あめのみはしらのかみ）
国御柱神 （くにのみはしらのかみ）
この先に、玉石社と山頂がありますが…。この時少し右足が痛かったのと、前にいたグループが山への入口付近でもたもたしていたのでやめました。 (もし行っていたら雨に降られました)
次回のお楽しみにとっておきます…。
白山社
駐車場に戻りました。時間が許すならもっともっと居たかったです。それくらい優しくて居心地良かったです。
また一年以内に伺いたいです。
13:30那智本宮大社へ向かって出発します。車で一時間かかります。車に乗ったら雨が降り出しました。
授与品。幸運鈴。
悪魔祓護符
玄関ホールに貼ります。他に携帯用のミニサイズも。
熊野本宮大社
玉置神社からは車で一時間。またしても一本道を走り続けます。
熊野本宮大社の駐車場に到着。14:30なのでお腹がすいてきます。
私は…お腹よりもこの後の予定のことが気になってそれどころではありません。早めにホテルにチェックインしたいのです。周りに飲食店はたくさんありましたが、座って飲食する余裕はありません。
そんな私のピリピリ感を察した夫は、小さな商店でおにぎりを二個買って、大急ぎでむしゃむしゃしていました。
狛犬さん
八咫烏マークのマスクが素敵で。
鳥居をくぐり道の先の階段をのぼる途中で雨がポツリ。ついに降られるかーと覚悟して、ちょうど授与所に着いたので授与品を見ながら雨宿り。3分くらいザーッと雨が降ったら、すぐやみました
雨が止んでから神門をくぐります。撮影禁止でしたので、看板を撮影しました。
社殿はドーンと横並び。うわぁ〜なんというか、そこは異空間。壮大で荘厳なたたずまいに圧倒されました。
有り難く御参りさせていただきました。
写真がない上に、語彙力もないので伝わらないとは思いますが…すごいです。
八咫烏ポスト
授与品
熊野牛王神符(くまのごおうしんぷ)
カラス文字で「熊野山宝印」厄除け・家内安全の護符です。
和の守『ジョジョの奇妙な冒険』の作者、荒木飛呂彦先生によるデザインのお守りです。カラフルな八咫烏が可愛いです♡ジョジョ好きで絵を描くことが好きな息子のために授かりました。
そして、熊野本宮大社から徒歩10分で旧社地である大斎原(おおゆのはら)なのですが…。時間の都合で泣く泣くカットしました…。一泊じゃ足りないよ。
車に乗るとまた雨が降り出しました。ホテルまで一時間。
碧き島の宿 熊野別邸 中の島
碧き島の宿 熊野別邸 中の島 へは船で島へ渡ります。
楽しみにしていたお宿.。GoToトラベルでお安く予約できました！！
「これから船に乗って島へ渡るよ」
夫には内緒にしていたので、ビックリしています。
船でホテルのある島へと渡ると思うとわくわくします。
船で3分くらいで島に到着。チェックイン時に夕飯の時間(17:45 or 19:45)、チェックアウト後の乗船時間(8,9,10,11時台で15分刻み)を選びます。
夕飯は17:45、乗船は10:15
にしました。
お部屋
部屋から海が見えます
マッサージチェア付き
屋上から島の遊歩道に繋がっており、足湯と展望台へ行くことができます。
足湯
空海(そらみ)の湯
硫黄のにおいがすごいです。足の疲れが吹き飛んで、すぐに全身ポカポカになりました。
そして、お楽しみの夕飯の時間。
夕食
食前酒(梅酒)熊野牛そぼろ寿司秋刀魚旨煮柿餅紅葉丸十白和えすっかり秋な感じの前菜です。
びんちょう鮪黄肌鮪焼き鮪たたき梅真鯛中トロ鮪マグロが美味しすぎる…。やっぱり刺身が最高！
熊野牛しゃぶしゃぶや、やわらかい～
鮪香煎揚げレアなマグロと手前はオクラ。
宝楽焼き(さざえ、熊野牛、鮪ほほ肉)さざえ、デカ！しっかり身が詰まってます。
新生姜と鮪の釜飯漬物赤出汁ここまで来ると、さすがの私も食べきれず。
栗のプリンこれは別腹♡
鮪と熊野牛のディナー、ご馳走様でした！部屋に戻ってひと休みしたら、温泉へ。
脱衣所も内湯も露天風呂も広い！とにかく居心地がいい～。今まで行った温泉の中でも設備や広さなどNo.1！！
海が見えることが自慢の露天風呂も、辺りが真っ暗で残念…と思いきや！満天の星空が星ってあんなに低い位置にもあるんだ…いや、今朝、雷で着陸できるかとか言ってたほど悪天候だったよね⁉素敵な空間を独り占め。幸せ〜♡
ドリンクバー
ロビーラウンジでは19:00〜22:00まで梅酒バーが。コーヒー&紅茶は随時自由に飲めます。
お風呂上がり用には、レモンウォーター、ハーブウォーター、アイスキャンディも至れり尽くせりです。
翌朝は6時から温泉オープンなので早めに眠りにつきます。
おやすみなさい～
翌朝。5時頃、ふと目覚めたら、夫がいない。どうやら早朝散歩に出掛け、遊歩道の足湯でのんびりしていたようです。
6時に温泉へ。
海と繋がっているかのような気持ち良い眺めの露天風呂です。
朝食
朝食は7時。
盛り沢山でお腹いっぱい…なのに、夫は…なんとご飯を二杯もおかわりして、鮪の中落ちを食べていました。
梅干し三種食べ比べや、鮪の中落ちなどは和歌山ならではのメニューです。
豆乳スムージー、牛乳、みかんジュース
チェックアウト
部屋に戻って、チェックアウト時間ギリギリまで海を眺めます。波の音、潮の香り、気持ち良い。
ホテル内の神社！白龍大神祠
黒潮足湯乗船ギリギリまで足湯しました、
船に乗り、ホテルをあとにしました。絶対また泊まりたいっ
二日目、まずは熊野速玉大社へ向かいます
熊野速玉大社
宿からは車で30分。平坦な道のりでした。
熊野速玉大社
主祭神熊野速玉大神（くまのはやたまのおおかみ）熊野夫須美大神（くまのふすみのおおかみ）
右 八咫烏神社左 手力男神社
熊野速玉大社参詣曼荼羅
美しいです。
梛の御神木
狛犬さん
おはようございます。
手水舎の龍さんおはようございます。
神門と手水舎
神門
拝殿
熊野恵比寿神社
新宮神社
熊野稲荷神社
見どころ満載で時間が
授与品
熊野牛王符
なぎまもり
太陽がカンカン照りになってきました。
次は神倉神社をナビに設定して…
…駐車場が見当たらない。住宅街に迷い込んで…。
時間がない…。
急いでお詣りしたとして、石段538段。この暑さ。無理や。
仕方ない、今回は断念することに。
次は熊野那智大社へ。一時間ほど車で移動します。
熊野那智大社
熊野那智大社へ向かい上り坂車でどんどん上ると、まず飛龍神社が。
食事処や駐車場があり…
那智大社はまだこの先？
那智大社の社務所近くの駐車場では道路通行料800円を支払うと書いてあります。
むむ。ここへ来て有料道路(これまで高速道路すべて無料でした)
でもま、行きますか。
結構な急勾配のくねくね道を進み…社務所近くの駐車場に車を停めました(800円)。領収書の半券で宝物殿を見られるとのことです。
(飛龍神社近くの駐車場に停めて、那智大社まで階段でという方法もあるけど、きっとゼイゼイハァハァになるに違いない…)
神馬さん、こんにちは。
この階段の先に
右手には景色を眺められます。
良い景色です
拝殿主祭神は熊野夫須美大神（くまのふすみのおおかみ、イザナミノミコト）
でっかいおみくじ、両手で抱えて引きました
御神木の大クス『胎内くぐり』と言って、絵馬か護摩木を持ってこの木の幹の中を通ることができます。
こちらの絵馬(500円)に願い事を書きまして…
こちらから階段を少し下りて幹の中を通り向こう側から出てきます。わくわく。
出口側。出てきたら、絵馬を掛けます。
御縣彦社(みあがたひこしゃ)御祭神 建角身命(たけつぬみのみこと)
八咫烏をまつるお社です。
そして、すぐお隣には…
那智山 青岸渡寺御本尊 如意輪観世音像
延命の水清浄水水源 那智大滝とあります。有り難く飲ませていただきました。
遠くに那智の滝が見えます。次はあそこを目指して行きまーす！
授与品
熊野牛王神符『那智瀧宝印』
ランチ
熊野那智大社の駐車場から車を移動。飛龍神社近くの駐車場に停めました(500円)。その駐車場の領収書を見せると10%オフになるというお店でランチすることに。
美山亭
ざるそば定食熊野地方の名物めはり寿司(高菜で包んだおにぎり)がついています。
飛龍神社(ひろうじんじゃ)
途中の階段の写真がありませんが…いかにも熊野ッて感じの階段を下って気分が高。。
着きました！
ジャーン
御祭神は大己貴神（おおなむちのみこと）別名、大国主命(オオクニヌシノミコト)
那智の滝そのものが御神体と見なされています。
そして、もっと滝に近づくために一人300円の拝観料をお支払いし、お水取りのための瓶を購入しました(500円)。
延命長寿の水と伝えられる滝つぼの霊水。
持ち帰ったお水と、入場の際にいただいた御守
あの朱い舞台まで行けます！滝が近いっっ
滝のしぶきを浴びて…何とも清々しい。
自然の雄大さを目の前に、喜び、悲しみ、色々な感情が湧き上がり涙が出ました…。
たくさん癒してもらい、あぁ、ここへ来て良かった…心から思いました。
祈願所
光ヶ峯遥拝石熊野の神様が降臨した御山と通じる遥拝所。この石を撫でることでお力を頂くことができます(100円)。１回なでると、縁結び・心願成就
２回なでると、金運隆盛・家庭安全
３回なでると、厄除け・身体健勝
この時点で14:30。空港までは約2時間。レンタカーを17～17時半に返すとして…お土産を買う時間がありそう。
帰路
飛瀧神社から南紀白浜空港への道は海岸沿いを2時間ドライブ。どこへ行くにも移動距離が長い。。しかも相変わらずの片道一車線。
橋杭岩道の駅になっているので車を停めて眺められます。
とれとれ市場
中は巨大で、お土産がたーくさん。広い店内を一通りまわって、何買おうかなぁ。
すると、いきなり、閉店を知らせる館内放送が…。
17時で閉店なんて。
かげろう
かろうじて、買えたお菓子。和歌山のお土産選手権一位だそう。
梅干しとかみかん系のものも欲しかった…。うん、でもまだ空港で買えるかな…。
レンタカーを返し、空港へ。一階の入口から、すぐチェックインカウンターで、二階へ行くと売店が一つ、カフェが一つ。手荷物検査所ですぐ搭乗口。
到着時はすぐに空港を出発したので気づかなかったけど、案外こじんまりした空港でした。
カフェは密対策で座席が少なくて入れなかったので、売店でみかんジュースを買って飲みました。
こんなことならもう少し神社でゆっくりできたな。。でも、車だと時間が読めないから仕方ない。
羽田空港
飛行機は無事に羽田空港に到着。羽田空港のお店もコロナ禍ともなると17時閉店とか19時閉店とか結構あります。滑り込みセーフで入れたリンガーハット。
プレミアムちゃんぽん
羽田空港第一ターミナルB1はモノレールで帰る際に必ず通りかかります。
プレミアムが食べられるお店は全国にそう多くないので貴重です。
まとめ
これで、一泊二日の濃厚な旅はおしまい。
熊野三山と玉置神社に行ってみたくて、なるべく効率的に周れるように組んだつもりですが、かなり急ぎ足となり、忙しい旅となりました。
一生に一度かもしれないからと欲張りすぎたのかもしれません。
それにしても、終始天候を気にしつつも、雨に降られるのは車の中にいるときだけ、という不思議な経験をしました。とても心に残る良い旅となりました。
