JALの上級会員制度についてですが、JMBサファイア、JGCサファイアなど、似たような名前が混在していてなかなか理解できないでいました。
そこで、図にしてわかりやすくまとめてみましたのでご紹介します。
JAL会員ステータスの遷移図
※1: 毎年の1月~12月の12ヵ月間(暦年)での累計
まずは、JMBカードからスタート。
第一段階目はJMBクリスタルという赤いカードのステータスに達します。
これは単なる通過点ではありますが、ラウンジクーポン6回分のちょっぴりご褒美がいただけます。
そしてJMBサファイアに達すると、CLUB-Aカード以上のカードを保持するか否かの選択をします。
ここはもちろんYESを選ぶのが大多数だと思います。
JMBクリスタル、CLUB-A以上のカード、規約順守の3つをクリアすると、ようやくJGC会員になることができます。
ここでさらに上を目指ししてもいいですし、修行をやめてノルマを気にせず飛行機に乗る生活に戻ることもできます。
ステータスは条件達成~翌々年の3月末まで保持されます。
例えば、2022年内に達成したら、2024年3月末までとなります。
JGC会員となれば、2023年にまったく搭乗がなくても、最初のJMB会員に戻ることなく、緑色のJGCワンワールドサファイアのステータスとなり、『JGC平会員』とも呼ばれています。
サクララウンジや優先搭乗などの待遇は同じですが、受け取れるボーナスマイルの付与率が異なるなどの違いがあります。
JALカードの種類
- 普通カード 年会費2,200円~
- CLUB-Aカード 年会費11,000円~
- CLUB-Aゴールドカード 年会費17,600円~
- プラチナカード 年会費34,100円~
JGC入会条件は、CLUB-Aカード以上となっています。
必要になってから審査を受けてもし否認されると困るので、修行開始時にあらかじめ審査を通過しておくことが推奨されています。
空港によっては航空会社のラウンジの他にもカードラウンジがあります。
カードラウンジは提携カードのゴールドカード以上とその日の搭乗を証明できるもの(紙の搭乗券か搭乗用QRコードなど)を受付で提示することで入場することができるので、ゴールドカードを取得しておいても良いと思います。
FOPと回数
FOPは FLY ON ポイントのことで、飛行したマイルと運賃種別から算出されます。
羽田-那覇のFOP
例えば、羽田ー那覇、普通席、先得割引で利用した場合、
984(フライトマイル) × 75%(先得割引) × 2.0(FOP換算率) = 1476
50,000FOPを目指す場合、2022年度はJALカードキャンペーンで初回搭乗時に5,000FOPがプレゼントされるので、実質45,000FOPで良いことになります。
45,000 ÷ 1476 = 31
なので、31回の搭乗で50000FOPを達成すると言えます。
さらに、普通席ではなく、クラスJ、ファーストクラスなどの座席を購入すれば、FOP値はもっと高くなり、より少ない回数で達成することも可能です。
例えば、羽田ー那覇、ファーストクラス、先得割引なら2460となります。
羽田-伊丹のFOP
例えば、羽田ー伊丹、普通席、先得割引で利用した場合、420FOPとなるので、
45,000FOPまでは108回。回数修行で達成したほうが早いです。
運賃種別
先得などは75%の乗率ですが、パッケージツアーでは50%とさらに少なくなることもおぼえておくといいと思います。
以上のことから、FOP修行を選ぶのか、回数修行を選ぶのか、人によって方針を決めて各々の修行のかたちを楽しんでいくと良いでしょう。